(一社)千葉県臨床工学技士会

ME機器の静電気による誤作動注意喚起

昨年末に循環器分野の補助循環(PCPS)施行中に、静電気が原因ではないかと疑われる動作異常に対する注意喚起がテルモ(社)より発布されました。静電気に対する医療機器メーカ側の対策としては、JIS-T0601-1-2に規定されているEMC規格のうちJIS C61000-4-2にて規定され製造されていますが、使用者側の環境としては『静電気や電磁ノイズの起こる環境で使用しないこと』『室内の湿度を一定にする』『バックアップ準備をしておく』など抽象的な内容が多く明確な規定がありません。また、医薬品医療機器安全性総合機構(以下PMDA)における報告では、静電気が疑われる事例は幾つかありますがその数は極めて少なく、静電気が原因であることは断定できていません。静電気が原因とされる作動不良は古くから、血液浄化、人工呼吸器他ME機器の様々な分野においても知られており、生命維持管理装置の運転中においては、重大な事故を引き起こす要素が存在しています。 今回、循環器分野において注意喚起がでましたが、他の分野のME機器を取り扱う臨床工学技士にも心に止めていただきたく注意喚起としました。 今後、会員の皆様で静電気が疑われる事例が存在したら、PMDAに積極的に報告していただき、情報共有を行うとともにその環境整備に努めていきたい次第であります。

                  平成27年4月
               一般社団法人 千葉県臨床工学技士会会長 内野 順司
                医療安委員長  堀 和芳

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